穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

すれ違いから見るお話しのお作法

「今、寂しくないよ〜」

 

ドラクエに夢中な彼になんとなく話しかけてみた。

 

この前、私が寂しさを拗らせた時の反省を活かすためにも、

どんな時に寂しさがこみ上げてくるのか、

そしてそれはなぜかを分析してみようと思ったのです。

「彼がゲームに夢中である」ということは、

どうやら私の寂しさの直接的な要因ではないらしいと気づいての発言。

 

彼「なんでだろうね〜?ブログ書いたからかな?」

お「かな〜?ずっとゲームしてるからって寂しくなる訳じゃないみたい」

彼「あ、負けた〜。(ゲームの話)」

お「ん?」

彼「次は〇〇がでると思うんだよね〜。(ゲームの話)」

お「え、私の話聞いてる〜?」

 

急に表情が曇る彼。明らかに不満なご様子である。

「聞いてるよ?」といいながら、私の言った言葉を復唱する。

 

確かに聞いてなかった訳ではないみたい。

でも私は、私の話に興味がないのかなと感じて少し拗ねている。

 

 

■私たちのすれ違いでよくあるパターンその1

彼:何か別のものに夢中なだけで私に興味がないわけではない

私:彼の反応が薄くて、私に興味がないんだと感じて寂しくなる

 

 

今回も典型的なこのパターン。

 

【おさかなさんの主張】

せめて相槌がしてほしかった。

ゲームに夢中で独り言が漏れるのはしかたないけど、

元々自分の話をするのが苦手なので、

自分から何か話題をふった時に反応が薄いと、

もういいかな〜ってなって話すのをやめてしまうから、

聞いてるよってことをちゃんと言葉でも伝えて欲しい。

 

【彼の主張】

聞いていないわけではなかったけど、

ゲームをやっていて、お話しするモードじゃなかったから

どうしてもゲームに意識がもっていかれる。

ちゃんと話したいならゲーム止める必要があったけど、

その判断をする前に、おさかなさんに指摘されてしまった。

 

 

それぞれの供述を元に、

何か別のことをやりながら中身のある話を試みるのは

お互いにとっていいことがないと言う結論になりました。

 

f:id:anaodo:20201129224631j:plain

おさかなさんに不意に話しかけられてお手上げの彼(彼作)

 

■この出来事からのおさかなさんの気づき

1)自分がかまって欲しいタイミングじゃなければ、

  相手がゲームしてようが気にならない。

  やっかいだなと思うのは、自分のかまって欲しいタイミングを

  言わなくても相手が気づいて行動すべきという

  傍若無人さが自分の中に垣間見えた。

2)彼が何か別のことをしている時は、

  返事が返ってこない可能性を考慮して話しかける。

  本当にちゃんとお話ししたい時は、

  話に集中できる環境を作ってから話すよう心がける。

3)そもそも私が相手が何かしている時に話しかけがちなのは、

  例え無視されても、自分の話が興味ないからではなく

  単に忙しかったからスルーされたんだという

  逃げ道を作りやすいからなのではという仮説が浮上。

4)誰も自分には興味がないのではないかと言う思い込みが強く、

  相手が自分の思い通りに反応してくれないと卑屈になりやすい。

  卑屈になってしまいそうになったら、

  自分が思ってるように相手は思っていない可能性を思い出して、

  ちゃんと話を聞いて欲しいと言葉で伝える努力をする。

 

とまあ、いろいろ気づけてよかったのですが、

気づいたからと言ってすぐに実践できるわけではないので、

多分また何度もぶつかりながら修正していくことになるのかな。

 

でも今日のお散歩でね、

彼から私について質問をしてくれたのがすごく嬉しくて、

ちゃんと興味を持ってくれてるのかなって少し実感を持って思えました。

質問してくれたり、私の言ったことに反応があると、

あなたの話に興味ありますよ、もっと話していいんだよって

伝えてくれている感じがして、

私ももっと聞いて欲しいなって気持ちがでてくるんだと感じるお散歩でした。

 

要は、相手への信頼感なのかな。

相手は私を受け入れてくれるし、大事にしてくれてるし、

気にかけてくれてるって信じられていれば、

多分私の問題のほとんどは消え去るのでは、とも思いました。

不信感は相手も自分も気づかないうちに蝕んでしまう。

もっと伝わる方法で伝える努力をして、

互いの本当の気持ちを知る努力を続けることが大事なんだろうなって

思いましたとさ!(難しいけどね!)