穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

ケーキで帳消し!

つい先日のこと。

私はいつも通り仕事を終えて、

彼の家に向かい、彼の家でご飯を食べ、

二人で私の家に向かいました。

 

とても寒い夜で、今すぐにでも家に入りたい・・・!

指先が今にも凍りつきそうだ・・・!

私の家のエントランスにつき、

早く家で暖まりたいと思いながら、

オートロックの扉の前で鍵を出す私。

 

 

 

あれ・・・・・・・ない。

 

 

 

いつも入れているポケットに、鍵がないぞ?

ん?間違ってカバンの中に入れたか?

 

 

がさごそがさごそ。

 

 

・・・・・ない。

 

 

ん・・この状況・・・なにやら既視感があるぞ・・・。

 

anaodo.hateblo.jp

 

↑これだ・・・笑

 

いつもは彼がやらかす失くしもの事件を、

ついに私がやらかしたわけです・・。

しかも寒い冬の夜に家の外で・・・😇

 

とにかく、一刻も早く家に入りたい私たちでしたが、

鍵がないのでオートロックの扉を開けることができません。

家の扉にすらたどり着けないので、

そもそも鍵を家の中に忘れてしまっているのか、

鍵をかけて出たけど、どこかに鍵を落としているのかもわからない。

オートロックって安心感ありますが、こんな時不便・・・涙

 

誰か別の住人が通りすがる気配もなく、

寒さと不測の事態のWアタックで軽くパニックな私。

 

「うぅぅ〜〜〜鍵どこ〜〜・・・お家に入りたい・・・・」

 

お前は幼い子供か????

というくらいわかりやすくぐずり始める私。

自分の不注意のせいで自分も彼も寒い思いをしなければならず、

しかもいつ家に入れるかわからない状態で不安が爆発寸前。

 

誰かが通りすがってオートロックを突破できたとしても、

鍵をどこかで失くしていたとしたら、どちらにしても家には入れない。

管理会社に電話するか?

んーでも鍵を落としたとしたら一度探してからの方がよさそう。

しかも私にはうっすらと鍵をかけて家を出た記憶がある。

きっと私の家から彼の家の道のどこかか、彼の家に落ちているはず・・。

 

寒くて悲しいけれど、一度彼の家に引き返すことに。

自分の不甲斐なさと寒さでテンションダダ下がりの私。

ため息ばかりついている私に彼が一言。

 

「寒いけど、僕は大丈夫だよ!

 帰り道に途中でケーキを買っていこう!

 悲しいことがあったら、嬉しいことで帳消しね。」

 

 

 少し元気を取り戻す私。(単純か)

 

 

寒くて不安でもう最悪だけれど、

鍵なくしたことで、ケーキがゲットできたと思えば、

少しは気分が上がるものだ。

 

結局、彼の家の布団の下に私の鍵が落ちているのを発見。

ひとまず失くした訳じゃなくて一安心。

あとは、ケーキを買って帰るだけだ!!!

駅で二人分のケーキを買い、今度こそ帰路につく。

心なしか、さっきより寒さが気にならなくなった気がした。

 

彼「ケーキも買えたし、お散歩もできたし、よかったね!」

 

悲しくて不安でしかなかった鍵探しの時間が、

楽しいお散歩時間になったのは、彼の提案のおかげだったと思う。

家について、暖かい紅茶を飲みながらケーキを食べて、

最終的には、あ〜いい1日だったなで終われるなんて、

数時間前の私には想像できていなかったと思う。

 

彼「次、僕が失くしものした時は、

  イライラしないで、優しくしてね?」

 

はい、そうさせていただきます笑

 

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ケーキでご機嫌になったおさかなさんをしめしめと眺める彼