穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

「助けて」が言える相手

昨日、一昨日くらいからずっとモヤモヤしている。

体調がいまいちなのも相まって、

冬によくある憂鬱さと漠然とした不安がつきまとう。

 

多分原因は一つじゃないのと、

原因が明確にわかっていないので困り物だ。

 

今日は彼とケーキを作って、

体調がよければスタバにいこうと約束していたのに、

私が物理的に起き上がれなくて、そのどちらもできなかった。

悲しい。

 

夜ご飯を食べるまで本当に何もできなかった。

テレビをみているか、横になっているか。

別に疲れるようなことは何一つしていないのだけど、

体も頭もだるくて活力がわかない。

起きているだけでなんだかしんどい。

 

夜、私が今参加しているとあるプロジェクトのMTGがあって、

この調子だとそれにも参加できないかも、

正直億劫だなと思っていたけど、参加して少し元気がでた。

人と話すと、少し空気が通る。

 

MTGが終わって、お情け程度にコンビニにケーキを買いに行く。

ついでに少しだけ二人で散歩をした。

 

私が元気がないことで彼も困っている。

けど困っていることが悪いとは思っていないと。

私は元気がないとき、自分の意思を伝えられなくなる。

何がしたいか、何が嫌か、どうして欲しいのか、

全部「わからない」になってしまう。

いつも彼を困らせてばかりである。

でもそれを嫌じゃないと言ってくれるだけで、

私はだいぶ救われる。

二人でしっかり「困ったちゃん」になる。

 

どうしようか。わからないよね。うーん。どうしようか。

あーしてみる?こーしてみる?うーん。

 

困っている状態は、あまり好ましくないので、

なるべく早くその状態から脱したいと願ってしまう。

 

答えがでたらすっきりするし、

迷子で困ってる時間はあまりにも焦ったい。

でも答えを焦るがあまり、「困った」が言えなくなる方が、

よっぽど長期的に見てよくないことも知っている。

 

 

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「困ったちゃん」を召喚するおさかなさんと一緒に困る彼

 

彼は人に頼るのが上手だ。

困っているときに上手に「ヘルプミー!」が言える。

言えるお題の時とそうでない時はもちろんあるのだけど、

そういう関係性を築く重要性もわかっていて、

それを実践もしている。

 

一方、私は人に頼るのが苦手だ。

一人じゃなんもできないくせに、

「助けて」も言えなかったらそりゃ行き詰まる。

でも誰に、いつ、どのように「助けて」を言えばいいのか、

私には本当にわからないし、

わかっていても怖くて言い出せないということもある。

 

多分、彼は、私にとって、

やっと見つけた「助けて」が言える相手だ。

見つけたと言うか、

言えるようになるまで、

必死に関係性を築いてきた相手だ。

最初の頃は全然言えなかった。

信頼できなくて、頼ることもできなくて、

何度も傷つけてしまったな。

 

彼にはだいぶ頼れるようになってきた。

でも逆に言うと、彼以外にいざという時に頼れる人がいない。

そして彼がいることによって、

また同じような大変な苦労をしてまで、

他に頼れる人を作ろうというモチベーションが湧いてこないのだ。

 

彼だっていついなくなってしまうかわからない。

そうなった時、私は一人で私自身を支え切れるだろうか。

きっと、難しいだろう。

「助けて」が言える相手が一人だけという状態は、

極めて危険なのだ。

彼は私がいなくなってもしかるべき人を頼って生きていけるだろう。

でも私が彼を失った時、果たしてまともな精神で生きていけるだろうか。

 

コロナ前は、せめてダンス仲間、仕事関係でも

もう少し広い交友関係を保てていた。

でもコロナでそれらも一掃されてしまって、

仕事も最低限のメンバーとの関わり、

ダンス仲間もほぼ連絡をとっていない。

毎年誕生日を祝っていた友達ですら、

今年は祝いそびれていて、自分の薄情さに少し嫌気が差す。

かと言ってその人たちと「助けて」が言える関係だったかと言えば、

決してそんなこともなかったりするんだ。

 

私は、心細いのかもしれない。

自分が消えていくような、

そんな感じがしているのかもしれない。

かといって消えないための努力をする気力もない。

どうしたものか。

人と連絡をとることが億劫だ。

何が私をそうさせているのか。

何が怖いのか。

なぜ「助けて」が言えないのか。

まずはそこに向き合うところからだろうか。