穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

1時間前と少し違う私

今日は精神的にも身体的にもふんわりと不調だった。

ホルモンバランスが乱れているのを自分でも感じた。

 

小さなことでイライラしてしまう。

誰も自分を大事に思っていないんじゃないかと

疑心暗鬼になってしまう。

 

こんなに毎日彼と話し合っていて、

彼が私を大事に思ってくれていることもわかっているのに、

こうも簡単に疑心暗鬼になってしまうことに

自分自身もびっくりする。

 

私の職場はいつも年度末にかけて

有効期限が切れそうな有給を消化するために、

やたらとおやすみが多くなる。

今日も私はおやすみだった。

朝から調子が悪いなと自覚できていたので、

彼が仕事をしている間、散歩に行くことにした。

 

一人で外に行くこと、習慣化してもいいかもしれない。

これまでは何に遠慮していたのかわからないけれど、

その選択肢が見えてもいなかった。

 

昨日に引き続き今日も暖かい。

コートもカーディガンも羽織らず、明るい色のブラウスをチョイス。

お気に入りのピアスと指輪をつけて、外に繰り出す。

こういうのが結構大事なのだ。

コロナで外出の機会が減って、アクセサリーをつけたり、

お洒落を楽しむ機会も減ってしまった。

自分を喜ばせる、自分のテンションを上げる術を

いくつかもっておくことは大事だと思う。

 

2月なのに軽装で外に出られることが嬉しい。

コンビニでオレンジジュースを買って、

彼とよく行く近所の公園のベンチに座る。

近所の保育園の子供たちがこおり鬼をしている。

保育士の方達がそれを見守る。

子供の数名が私に話しかけてくる。

 

「こんにちは!!」

 

こんなどこのだれだかわからん人に、

よく声をかけるもんだなと思ったが、

私は少し嬉しくなって「こんにちは」と返した。

 

少年が熱心にこおり鬼のルールを教えてくれる。

「あー!捕まっちゃったーーー!」と

これ見よがしに私にアピールをしてくる女の子。

そうかと思ったら、ぴゅーんと走って消えていく。

その姿に執着はなくて、

とても清々しくて、目の前のことに一生懸命だった。

よくわからないけど、すっきりした気持ちになって

その場を去った。

 

私は元々子供と関わる仕事をしていた。

子供はどちらかというと苦手なくせに、

教育に携わる現場に出てしまった。

とても消耗したけれど、私はそれを一切後悔していない。

むしろ苦手ではあるけれど、

子供からは感じ、学ぶことは多かった。

自分の中の凝り固まった価値観とか、

気づいていなかった偏見とかが

自分の意思に反して浮き彫りになる。

それは怖いことでもあったけれど、

自分にとっては必要なことでもあった。

 

エネルギーが刺さってくる。

良くも悪くも荒削りで、こっちまで伸びてくる何かがある。

そういうエネルギーに触れることで、

私の中の何かが動かされる感じがする。

子供が苦手なのに、子供に寄っていってしまう私は、

多分どこかでその心の躍動を求めているんだろうな。

 

太陽を浴びて、風を感じて、

オレンジジュースを飲んで、

子供のエネルギーを受け取って家に帰る。

家を出る1時間前の私とは少し違う私。

彼は相変わらずよくわからない鼻歌を歌ったり、

唐突にハグを求めてきたりする。

さっきと同じ彼なのに、

1時間前の私に見えていた彼とはちょっと違って見える。

 

彼のよくわからない鼻歌に思わず吹き出してしまった。

「今日もありがとうね」

そう伝えたくなって伝えてみたけど、

彼にとっては、すこし唐突だったかもな。

f:id:anaodo:20210222234806j:plain

鼻歌を歌っていたら突然おさかなさんにありがとうと言われる彼