穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

負けず嫌いすぎる大人

彼はゲームが好きだ。

ただ一人でゲームに没頭していると私が寂しがるので、

暇があると一緒にやろうと誘ってくる。

 

これまでにもスマホで二人で遊べる対戦ゲームとか、

アナログでは花札とかトランプとかで遊ぶことが多かった。

最近Nintendo Switchをゲットした彼は、

一緒に桃鉄がやりたい!と言ってくるので、

何度か一緒に遊んでいる。

 

二人でゲームをしていると、

毎回ある問題が発生する。

 

その名も

「私が負けず嫌い過ぎて

 負けると不機嫌になる問題」。

 

 

「お前は子供か????」

と自ら突っ込みたくなるくらい、

私は負けず嫌いで、負けそうになると一気に不機嫌になる、

お子ちゃまである。

 

これは本当に子供の頃から変わっていない。

大人たち相手でもカードゲームで負けると私は大騒ぎ。

私が負けると面倒なことになるをわかっているのに、

あまり手加減してもらえずよく怒り狂って泣いていた記憶がある笑

 

子供ならこういう姿も可愛いものだ。

しかし私は、いい大人である😇

 

あまりの負けず嫌いのため、

年齢を重ねるごとに私はだんだんと勝負事を避けるようになった。

負けると悔しくて悲しくてどうしようもないので、

だったらそもそも誰とも戦わなければいいと言う安易な考えだ。

内に秘めたる負けず嫌い精神は、戦わなければでてこない。

負けてギャーギャー言うのもさすがに恥ずかしいので、

なるべくならば内側で眠っていて欲しい。

 

しかしそれは彼とのゲームで掘り起こされてしまうのである・・・。

 

花札も最初のうちは楽しいのだが、

接戦の末に負けたり、大逆転されたりすると、

本気でイライラして不機嫌になってしまう。(大人気ないな!!)

昨日の桃鉄でも、私と彼とコンピューター2人の4人の戦いだったが、

コンピューターのうちの1人があまりに順調に勝ち上がっていくので、

私の負けず嫌い精神がうずき出し、

イライラして言葉が悪くなり、

終いには「ぶっ潰す!!!」とまで言い始め、

自分の根っからの負けず嫌いっぷりを強烈に自覚した。

 

ぎゃーぎゃー言うくらいならまぁゲームの醍醐味ということで済むが、

だんだん彼が私に気を使い始めてしまうのが申し訳ない。

私が負け始めると、

彼にとっては不利になる勝つための情報を私に教えてくれたりする。

まるで駄々をこねる5歳児(私)と、なだめる大人(彼)・・。

そんなんじゃあ彼も本気でゲーム楽しめないよねぇ・・。

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負けず嫌いすぎてゲームに負けるとすぐに不機嫌になるおさかなさん

 

ゲームで負けたくらいで不機嫌になるなんて正直恥ずかしいのですが、

どうにも抑えられないのが困りもの。

昔担当していたソーシャルスキルレーニングの授業では、

「負けの受容」ができない子供(いわゆる負けず嫌い)に対して

ゲームの過程を楽しむことに目を向けさせたり、

負けた時の声かけの仕方の練習をさせていたくせに、

自分が一番できていないぞ・・・?

 

でもね、そこでもう一つ気をつけていたのは、

負けた時の子供の気持ちを受け止めていくこと。

「悔しい」とか「悲しい」とか

そういう気持ちをひとつずつ丁寧に受け止めて、

「悔しい!けど次は頑張って勝つぞ!🔥」とか

「悲しい!次はやらないで見てる😢」とか

その子の気持ちを表出できるように関わっていく。

 

「悔しい」とか「悲しい」というのは、決して悪い感情じゃない。

それがあるからこそもっと上手くなりたいとか、

強くなりたいという向上心にもつながるし、

負ける人の気持ちを強く理解できることにもなる。

まぁ、それでもやっぱりやっかいだけどね。

内にあること自体は否定せず、

上手に付き合っていく方法をみつけたいものです。

彼に一切ゲームに誘われなくなる前に、

なんとかしたいおさかなさんでありました。