穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

「ほぼ同棲」から「同棲」へ

もう3月も終わりに近づいています。

引越しまで1ヶ月ちょい。

あと1ヶ月頑張れば、一緒に暮らせるのかぁ!

ワクワク嬉しい気持ちもありつつ、

あと1ヶ月後には、顔も見たくないタイミングでも同じ屋根の下かぁ!

と不安になる部分もあります笑

 

私たちはもうかれこれ2年以上にわたって「半」同棲状態です。

お付き合いをはじめた初期の頃は

1週間に2〜3日、彼の家に泊まることが多かったのですが、

私の元々住んでいたマンションはエレベーターがなかったので、

車椅子ユーザーの彼を私の家に招待することはできませんでした。

そうなると私が彼の家にいくことばかりになり、

着替えがなくて困ったり、交通費もかかったりで

だんだん通うのがしんどくなり、

1年半程前に、彼の家の近所に引越しすることにしたのです。

 

近所に引っ越してきてからは移動の負担も減り、

1階のお部屋なので彼を私の家に招くことも増え、

一緒に過ごさない日の方が圧倒的に少なくなりました。

そのスピードはコロナの流行で一気に加速。

私はリモートワークで彼もリモートワーク。

通勤の時間もなくなったので、ぐーんと一緒にいる時間が増えました。

もはや半同棲どころか、

家が2つあるだけのほぼ同棲状態に近いかと思います笑

 

これだけ毎日どちらかの家で一緒に過ごしているのに、

家賃や光熱費はそれぞれの家で支払わなければいけません。

寒い冬も雨の日も、互いの家を行き来する必要もあります。

逆にいうと、そこまでしてでも一緒にいたいのに、

同棲しないのは不自然だとも思っていました。

お金に余裕があるわけでもないのに、

もったいないなーと思っていたこともあり、

今年の年明けに同棲について話し合い、

そこから具体的に動き出しました。

 

最近でこそあまりありませんが、

お付き合いをはじめた当初はうまくコミュニケーションが取れず、

よく冷戦状態になっていた私たち。

「一人になりたい。」

「今日は一緒にいないほうがいい。」

「相手の挙動にいちいちイライラする。」

「きつい言葉を投げてしまう。」

そういう日も少なくありませんでした。

 

きっとこれからもそういうタイミングはなくならないと思います。

どれだけ一緒に過ごしていても、所詮は他人。

完全に相手を理解することはできないし、

自分のコンディションも常に変化していきます。

相手と自分のコンディション次第では、

一緒にいるのがしんどいと感じる時があるのは自然なこと。

 

一番悲しいのは、

「一緒にいるのがしんどい」タイミングに無理して一緒にいることで、

もう一生近づけない存在になってしまうこと。

無理をして相手をズタズタにしてしまったり、

自分自身がズタズタになってしまったら意味がない。

「一緒にいるのがしんどい」時は、できる限りで距離をとる。

これは物理的にも心理的にも。

自分を守りながら、相手も守る。

そしてまた関わりたいなと思えたら、一緒にいたらいい。

 

でも、同棲をすることによって、これは今より難しくなります。

今は家が二つあるので、

しんどいタイミングはそれぞれの家で別々に過ごすことを選べました。

もちろん現状そういう日はほとんどないのですが、

今後は別々の家で過ごすという「選択肢」がなくなります

どんなに離れようとしても、同じ屋根の下。

物理的に離れられないことは、

心理的に距離をとることも困難にします。

 

新居は2LDKなので部屋を分けることは可能です。

それでもやはりキッチンやお風呂・トイレ、リビングは共用。

顔を見ないということは難しいでしょう。

切羽詰ったら数日どこかのホテルにどちらかが泊まりに行くとか、

実家に帰るとかもありえますが、

お金がかかったり、人を巻き込むことになるので、

そんなに気軽にはできません。

 

私は彼と一緒にいると安心するし、楽しいので、

これからも一緒に過ごせるのはとても嬉しい。

彼もずっと一緒に暮らしたいと言っていたので、

今回の引越しで私たちの念願が叶うわけです✨

でも、忘れてはいけないのは、

私たちはお互いをお互いに縛りつけ合う必要はないということ。

時には距離を置きたくなることもあるでしょう。

時には喧嘩もしたり、もう無理💔ってなることもあるでしょう笑

いつか別々の道を選択する日がくる可能性も0とは言えません。

 

それでも、その時その時の私と彼が、

気持ちを伝えあったり、

距離を調整したりしながら、

私は自分の意思でこの人と一緒にいるんだっていうことを、

常に大事にしていたいなと思っています。

義務感や惰性や形式のためじゃない。

心から相手を大事だなって思い続けたいし、

大事だなって思ってもらえる私でありたい。

気軽に距離をとれなくなるからこそ、

私たちの意思が試されるのだと思います。

 

「ほぼ同棲状態」から「同棲」へ。

あまり変わらないようでいて、結構変わるんじゃないかな。

ワクワクと不安、どっちも大事にしながら準備をしていこうと思います。

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たまにばりあを発動する彼とばりあされるおさかなさん