協力の形
「僕もできることやる!調べたりする!」
引越しの準備にバタバタしている私の横で、
意欲を見せる彼。
彼も引越しを一緒に乗り越えようとしてくれているんだなと、
嬉しい気持ち!
優先度が高いミッションはどれだろう?と考えた時、
鍵が受け取れる4月中旬の時点で、ある程度
ライフラインを使えるようにしておきたかったので、
彼に「お得な電気・ガス会社」について調べてもらうことにしました。
ということで今日の彼のミッションは主に2つ。
【1】電気・ガス会社について比較・検討する
【2】自分の支出の傾向をみて、節約できそうな部分を見つける
(【2】は28日の作戦会議の居残り課題です笑)
彼が一人だと迷子になってしまうので、
朝、やることの確認を一緒にして欲しいということと、
その都度、「今これをやって!」って言ってくれればできる!
と言っていたので、
朝、9時🕘ごろ、一緒に今日のミッションを確認しました。
彼「よし!やれるタイミングでやる!」
意気込んでいる彼に「頑張れ〜」と応援しつつ、
私は本日仕事だったので仕事に取り掛かります。
12時🕛
私が休憩に入ったので二人でご飯タイム。
この時点では彼はまだ何も手をつけていない様子。
午後からやるのかな〜?と思っていると、
彼「じゃあ、14時からやるから!!」
とのこと。
意気込んでいる彼に「頑張れ〜」と応援しつつ、
私は休憩が終わったのでまた仕事に取り掛かります。
14時🕑
私はオンラインでMTGに入る予定だったので、
直前に彼に「14時になるよ〜」と伝えました。
すると、すごく渋い顔をして、
彼「ん〜〜今は無理・・・!!やるけど!!!」
と。
雲行きが、怪しくなってきました笑
そもそも私が彼にやって欲しいと頼んだわけでもなく、
彼が自分でやる!と言って、自分で時間を決めたのですが、
どうにもやる気が湧かない様子。
最近仕事の依頼を受けたイラストを書いたり、
テトリスをしたり、いろいろしていますが、
ミッションは手付かずです。
そして18時🕕
私は退勤時刻になり、二人で夜ご飯を食べ、
今日のデイリー作戦会議にて成果報告会です。
彼「ん〜〜〜あまり何も進みませんでした!!」
知ってる😇
でもでも!そんな彼にも実は成果はあったのです!
まず!「電気・ガス」で検索はかけてくれたようで、
その内容は読んでいなかったのですが、
いろんな会社を比較しているサイトを私に教えてくれました。
さらに!!私と彼の共通の友人がいるのですが、
その友人とやりとりをしていた彼が、
引越しのお手伝いをしてもらう約束をしてくれました!
二人にとって大事な友人で、
引っ越したら家に招きたいねと言っていたところだったので、
お手伝いまでしてもらえて、
お家にも招く口実が作れたので、これは大きな収穫です^^
友達が多く、人に頼るのが上手な彼ならではの成果だと思います。
そして最後に!!!大きな収穫があります。
それは、「電気・ガスについて調べる」ことは彼にはできない
ということがよくわかったということです。
できないというかモチベーションも湧かないし、
やろうとしても拒否感がすごいし、
ページをみていても何も頭に入ってこないそう。
できないことをできると思って無理をするのはなかなか辛い。
これまで彼は仕事でそういうことを何度も繰り返してきました。
そもそも「できるようになりたい」と思っていないことであれば、
その必要性が強くない限り、頑張る必要すらないと思います。
だとすれば、「できない」ことを発見するのは、
未来の「無駄な努力(できない&やりたくないことを無理やりする)」を減らし、
より自分にあった選択をするための土台が築かれたことになります。
これは十分な収穫ではないか?と思うのです。
今回に関しては、
きっと私の負担を軽減したいという彼の優しさと、
自分も引越し作業に協力したい!という
彼なりの誠意の表現だったと思うので、それはとても嬉しいのです。
ただ、別に彼に電気・ガスの比較をしてもらう必要性はなく、
逆に私はそういうのが好き&得意なので、
私が一任したって別に構わないこと。
代わりに彼がこだわりを持ってやっていることだったり、
自分にしかできない部分(自分の家のことなど)を進めてもらえれば、
それは十分一緒に引越し作業を進めていることになるのだと思います。
業務を均等に分担することだけが協力じゃない。
それぞれがやるべきことをやることだって、
広い意味では「協力」じゃないでしょうか。
彼「ううぅ〜〜〜僕には何ができるの〜〜〜」
自分でやる!と言ってやり始めたリサーチが思うように進まなくて、
落ち込んでいる彼。
でも私には彼のようなゆるくて可愛いイラストは描けないし、
よくわからないギャグで場を和ませることもできないし、
新しい友達をどんどん作っていくこともできない。
本当に人は適材適所。
彼には彼にしかできないことがあるので、
存分にそちらに集中していただけるよう、
私は私で、私にしかできないこと(比較検討隊長としての任務)を
進めていこうと思ったのでした!