穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

同棲をはじめて 〜その4 ヘルパーさん〜

同棲をはじめて1ヶ月半たったので、

新生活の感触を数回に分けてつづっております!

今回はヘルパーさんについて書こうと思います。

 

5)ヘルパーさん

彼は私とお付き合いを始める前から一人暮らしをしていましたが、

薬の効き具合は日によって違うので、

あまり薬が効かない時は食事の時や、

移動時に介助が必要になることがあります。

昔はそれを騙し騙し一人でやりくりしていたようですが、

今は無理せずにヘルパーさんを利用することで

体調の波をカバーしながら生活をしています。

 

私が休みの日以外は、ほぼ毎日ヘルパーさんが来てくれているので、

自分たち以外の誰かがほぼ毎日家にいるという状態になります。

私はこれまで自分の家に人を招くことは

友達であってもほとんどしたことがないので、

他人がほぼ毎日家にくる状態というのはなかなかに異常な事態です。

 

 

もちろん、私が仕事中に来てくれるので、

私はほとんど関わることはないのですが、

私と彼以外のだれかが、

私たちの家で食器をあらったり、

掃除をしたりすることになります。

すると必然的に食器を戻す位置や、掃除の仕方が、

私たちのやり方とは異なる人もでてきます。

 

これはかなり大きな変化だと思います。

私はこだわりが強い部分と、そうでもない部分があるのですが、

箸の先はどうしても上にして乾かしてほしいタイプです。

しかし、人によっては、箸の先を下にして乾かす人もいます。

他にもお皿が思っている位置になくて探すことになったり、

どうしても人それぞれやり方が違うので、

「あれ?」となることがあります。

 

でもそうなってしまうのは、ヘルパーさんのせいではなく、

私たちがしっかりとやってほしいことを伝え切れていないから。

きっとヘルパーさんもその人なりに精一杯やってくださっていて、

とても助かっているのは事実なので、

せっかくならお互いに過ごしやすい方がいいですよね。

なので、最近はヘルパーさんに見せられる

私たちの家における家事全般のマニュアルを作成しています!

 

これはヘルパーさんのためといいつつも、

私と彼の二人の間での共通認識を作る上でも重要な過程です。

私と彼も別々の文化を持っています。

これが一番心地いいというのがそれぞれ違うのです。

でも一緒に同じ家で暮らしている以上は、

多くの場所とものを共有しているわけなので、

二人で話し合って、お互いに心地いい状態を探る必要があります。

お皿の定位置、在庫管理の方法、食品のブランドなど、

二人の間であっても、すり合わせが必要なのです。

 

このマニュアル作りは、

別々の人間である私たちが一緒に生活する上で、

なかなか重要な役割を果たすのではないかと思っています。

まだ全然完成していないのですが、

これから作成して、いずれはヘルパーさんにも共有し、

みんながそれぞれ快適に過ごせるようにできたらいいなと思っています。

 

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箸の乾かし方にこだわりのあるおさかなさんと納得する彼

 

自分以外の人と生活をすることは、

思い通りにならない状況が多々発生するということでもあります。

それに比べて一人暮らしは本当に気楽で自由。

社会人になって一人暮らしを始めたばかりの頃の私は、

あまりにも自由で楽しくて、

一人暮らし最高!!!!!

一生一人暮らしがいい!!!!!!

と本気で思っていましたが、

彼と出会ってからは、例えなかなかに面倒だったとしても、

一緒にいた方が楽しくて嬉しいこともあるんだなと、

感じはじめました。

面倒でも、大変でも、それでも楽しいねって言っていられるように、

工夫で少しでも快適にできる部分については、

一緒に考えていこうと思っています!