穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

彼にとっての「絵」

昨日は彼の100日チャレンジ達成のご報告でした!

anaodo.hateblo.jp

 

私は彼の描く絵が好きです。

知り合ってまもない頃から、

LINEでよく彼の代弁をするクマの絵が送られてきました。

彼は伝えたいことがある時、

よくササっと絵を描いてくれました。

ごめんねとか、ありがとうとか、さみしいとか。

彼からもらうお手紙には、

必ずと言っていいほど「絵」が添えられていました。

その絵があることによって、

言葉だけのときよりも、

ずっと気持ちやニュアンスが伝わってくるんですよね。

 

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おさかなさんにクマの絵で気持ちを伝える彼


 

 

彼はLINEなどで文字のみでやり取りするのは苦手で、

よく私に誤解されたり、

言葉が足りなくて私が不安になったりしていました。

でもそこに「絵」が加わるとによって、

途端にコミュニケーションがスムーズになるのです。

人によってコミュニケーションのとりやすいツールはそれぞれですが、

彼にとってはやはり「絵」というのが

コミュニケーションの一つのキーになっているのは確かだと思います。

 

彼はパーキンソン病の症状で、

日によっては震えでまっすぐに線を描けないこともあります。

薬の影響で突然急激な眠気に襲われて、

キャンバス上にみみずがたくさん這うこともしばしば。

100日チャレンジ中も調子が悪い時は

「もう嫌だー!無理ー!楽しくない!」

と言って苦しんでいた姿もみていたので、少し心配しましたが、

それでもなんとか続けられたのは、

彼の絵を好きだと言って楽しみにしてくれている人たちがいたこと、

そして彼自身が絵というツールと本気で向き合って、

大事にしようとしていたことの表れなのかなと思います。

 

今も薬がうまく効いていない時は正直しんどそうですが、

でもそんな時でもその時の彼なりの味があるというか、

歪みだったり、はみ出てる色だったり、

寝ながら書いちゃったよくわからない線だったり、

そういうのも含めて私はいいなーと思っています。

 

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あまり調子がよくないときに描かれた彼の絵

 

もちろん技術の精度が向上することや、

引き出しが増えて表現の幅が広がっていくのは、

より自由に、より自分の表現したいことを表現する上で

大切なことだと思います。

でも体調の波があるからこそ出せる味みたいなものもある気がするので、

「彼なりのやり方」で描き続けて欲しいなぁと。

 

あと彼の絵の魅力は絵単体のみではなくて、

キャプションにもあると思っています。

彼が日々考えていることを、

イラストを通して表現しつつ、言葉でも表現する。

キャプションへのこだわりももって描いているので、

ぜひそこにも注目してみて欲しいのです!

 

最近ブログで長文を書くことはなくなりましたが、

元々人と話したり、物事について考えたり、

それらを言葉にすることは大好きな彼。

このブログを初期から見てくださってくれている方は

彼の投稿がなくなって寂しい!という人もいるかもしれませんが、

今はインスタグラムで表現を続けていますので、

絵だけじゃなく言葉も合わせてお楽しみください👍

 

昨日は彼のインタビューのみで力尽きてしまったので、

今日は私なりの感想?を書いてみました笑

今日も彼は新しいLINEスタンプを作っていたので、

いつか完成したらここでもお知らせしますね^^

お楽しみにーー!!