穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

ボロボロの自転車

昨日、新しく自転車を買いました!

 

特に昨日買うつもりでいたわけではないのですが、

朝自転車を駐輪場から下ろしたところ、

勢いよく前輪がパンク・・・。

少し前にもパンクして修理したばかりだったし、

空気を入れてもすぐにスカスカになっちゃうので、

もうこれはタイヤが寿命だなと。

ついでに言えばフレームも錆びまくっているし、

タイヤが歪んでいるのか、電気を点灯すると変な音がする。

誰がどうみても、ボロボロの自転車。

流石にこれは買い替え時だと判断しました。

 

と、いうのも、私の旧自転車は私が大学生の頃から使っていたもの。

もう何年使ったんだ・・・?というくらいの年季物。

今、年数を数えてみて、ゾッとしました・・・笑

大学時代は毎日のように駅から遠いキャンパスに、

暑い夏も寒い冬もチャリを漕いでいましたし、

社会人になってからも家から駅までの道のりでお世話になりました。

 

ついこの前まで住んでいた家の頃は、駅近の物件で、

徒歩5分圏内になんでもあったので、

あまり自転車の使用頻度は高くありませんでした。

そのためボロボロでも然程気にならず放置していました。

 

今の家もスーパー、コンビニ、薬局など、

最低限生活に必要なものは徒歩圏内にあるのですが、

大きめのショッピングモールや、歯医者など、

徒歩だと10分以上かかる場所も多いので、

もはや自転車を故障したままにはしておけないわけです。

 

その日は彼とお昼ご飯を食べに出た後、

一緒に自転車を見にいこうと思ったのですが、

選ぶのに時間がかかりそうだったので彼は先に帰宅。

私は一人で近所(徒歩10分)の自転車屋さんに行きましたが、

小さいお店だったのでいいものが見つからず・・。

結局徒歩1時間ほどかけて大きめの自転車屋さんで買ったのですが、

外は暑かったのでさすがに疲れました・・・😇

彼には先に帰ってもらって、正解でした・・笑

 

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私はよく言えば物持ちがいいというか、

もったいない症候群なので、なかなかものを捨てられません。

 

自転車もそうでしたが、ガラケーとか、

シーズンで買い換えるような上着や靴、カバンなども含め、

新しいものを買い足さないわけではないのですが、

古いものもずーーーっと使い続けるタイプ。

人に対しても、ものに対しても執着心が強いというか、

失うことや状況がどんどんと変わっていく様が

とても怖くて不安なのだと思います。

 

使い込みすぎてボロボロであることにもあまり気づけなくて、

周りの人に「さすがに買い替えなよ」と突っ込まれて初めて、

あ、これボロボロなのか、となります。

それに気づくと一気に恥ずかしい気がしてくるのですが、

それでもやっぱり捨てられなかったりする。

断捨離ができる人とか、

自分で客観的に見て環境を整えられる人は、

すごいなぁ・・・と思ってしまいます。

物持ちが良いと言うか、

執着心が強いと言うか、

捉え方次第なのかもしれませんが、

私にはさっぱりした人・物との付き合い方はまだまだ難しいみたい。

 

大学生の時は両親に買ってもらった自転車。

自転車って自分の中では高い買い物なイメージだったけれど、

今は、自分の給料で前よりもちょっと良い自転車を、

気まぐれにポンっと買えるようになったことにも

感慨深いものがありました。

パンクしたその日に、ふらっと自転車屋さんに行って、

ささっと選んで、カードで支払いをして、

歩きすぎて疲れたから自転車屋さんの近くのカフェで紅茶を飲んで、

そのまま新しい自転車に乗って家に帰る。

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お気に入りの自転車を見つけて即買いするおさかなさん

なんだか私もいつのまにか大人になったなぁ。

本当は必死になって現状を守らなくても、

大人になった自分にはもっといろんな選択肢があるのかもしれない。

ぱっと、思いつきでいろんなことができるのかもしれない。

古い愛着のあるものを大事に大事に守ることも素敵だけれど、

そこにはない新しい発見が、世界にはたくさん転がっている。

ボロボロの自転車も、

新しいまっさらな自転車も、

振り返った時にはどっちも自分の人生の1ページ。

今は素直に新しい自転車を使うのが楽しみなおさかなさんでした!