穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

期待を背負って戦うこと

テレビをつけたらどこもかしこもオリンピック。

番組表もオリンピックだらけ。

 

私は勝ち負けのあるスポーツはやるのも見るのも苦手です。

応援している人が負けちゃうかもしれないとか、

想像するだけでとてもストレスなので、

あまり見ないようにしています。

特にメダルの期待されている競技や選手については、

見ているだけでハラハラしてしまうので、

私の場合、精神衛生によくないのです😭

 

フィギュアスケート浅田真央選手が、

とにもかくにもトリプルアクセルを期待され、

日本のホープみたいな時代だった頃。

母がフィギュアスケート好きでTVでよく見ていたのですが、

私は頑なに見ませんでした。

 

別にフィギュアスケートの競技が嫌いとかではありません。

むしろダンスに近い部分があるので、

みていてすごいな〜綺麗だな〜って思うので、

演技自体は見たいと思います。

でも、

「真央ちゃんがんばれ!!」

「どうかトリプルアクセルを決めて!!」

「日本の期待を背負ってるよ!!」

「金メダルとって!!」

どこかから聞こえてくる重たすぎるほどの期待を背負った

彼女の演技を見るのが辛すぎるのです。

私まで一緒にその期待を背負っているような気がしてきて、

いてもたってもいられなくなります

 

彼女は日本中の期待に応えるために

スケートをしているわけじゃないだろうに。

 

そんな風にも思ってしまいます。

純粋にもっといい演技をしたいっていう思いよりも、

いつの間にか期待に応えなければ・・という思いが強くなって、

どんどん苦しくなったりしないだろうか。

そんないらない心配をしてしまいます・・・💦

 

日本勢の「メダル」が嬉しいという感覚も、

正直私にはよくわからないのです。

メダルをとって嬉しいのは、

頑張って努力してきた本人と、支えてきた周りの人。

別に日本人がオリンピックでメダルを取ろうが取るまいが、

ぶっちゃけ私には全く関係のないことです。

「すごいな〜。一体どんな努力をしてきたんだろう。」と思いはしますが、

「やった!!日本すごい!!」という気持ちはないのです。

むしろ日本人じゃなくても、素晴らしい成績をおさめた人は、

それを讃えられて然るべきだとも思います。

別に日本が嫌いとか、帰属意識がないわけでもないのですが、

選手達がすごいことと、日本人がすごいことは別問題ですし、

さらに日本人がすごいことと、私がすごいことも別問題です。

 

人は誰かに期待する。

自分と同じ属性の人に何かを達成してほしいと願う。

これはごく自然なことなのかもしれません。

でも私は自分自身が誰かの期待に応えることを要求されたり、

他人に勝手に自分の目標を決められることが本当に苦手。

そんなもの気にせずに我が道を行けるほど強くもないので、

そういうのがわかりやすく生じるオリンピックや、

勝ち負けのある競技をみるのもしんどいのだと思います。

 

だからそんな中でも伸び伸びとプレーしている人は、

安心して見ていられる気もします。

同じフィギュアでも羽生結弦選手とかは、

確かに怖いほどの期待を背負ってはいるのですが、

それが完全に栄養になって、

スケートを楽しんでいる感じがしたんですよね・・。

(実際のところは知りませんが汗)

周りからの期待とかより、

ただ純粋に競技を楽しんでいる人だったり、

自分自身とひたすら戦っている人。

そういう人はみていてもあまり苦しくならないように思います。

 

期待を背負うことは、もしかしたら栄誉あることなのかもしれない。

それを糧にしてどんどん成長していく人もいるのでしょう。

でも私みたいなビビリには、重すぎます・・・!笑

自分自身が負けず嫌いなのも影響しているのでしょうか?

とにかく、オリンピック期間中、

オリンピックをやっている枠で元々やっていた番組は

一体どこにいったのかしら??

もう少し別の番組もやっていただきたいところです><

競技よりもエキシビジョンが好きなおさかなさんなのでした。

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期待に応えるため?それとも純粋に踊りたいから?