穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

掃除機冷戦勃発

今日はおやすみ!

なかなか外にも出かけられないし、

お天気も微妙だったのでおうちでごろごろ。

ごろごろしていると次第に普段はそこまで気にならない

よごれやほこりが気になり始めます。

 

普段からクイックルワイパー的なもので掃除はしていますが、

掃除機をかけることはあまりありません。

仕事後の夜だと音も気になって掃除機はかけられないので、

かけるとしたら仕事がお休みの日。

今日はおでかけもできないし、

汚れも気になり始めたってことで、

昼間に張り切って掃除機をかけることにしました!

 

綺麗にするのは気持ちがいいので意気揚々と掃除機をかける私。

すると、

彼が掃除機の音がうるさすぎると声をかけてきました。

 

確かになかなかにうるさいのですが、

掃除機なんてだいたいみんなうるさいし、

だからこそ昼間にしかかけられないと思って今かけているのに、

わざわざそんなこと言わなくてもいいじゃないかと。

せっかく掃除して家を綺麗にしているのに、

私のやる気を削ぐようなこと言わないでよと思いました。

 

ちなみに今使っている掃除機は、

元々私の家にあったものを持ってきていて、

彼が使っていた掃除機は引越しの際に捨ててしまっています。

彼曰く、彼の家にあった掃除機の方が静かで、

私の家から持ってきた掃除機の方がよほどうるさいと。

彼の家にあった掃除機も使ったことはありますが、

うるささに大差ないと思っていたので、

そう言われて余計にイラッとしてしまいました。

 

私は掃除機を買った当時、

自分なりにいろいろ比較検討して、

サイズ感や性能、値段などをみて納得したものを買っていたので、

それなりに愛着がありました。

それを「うるさい」の一言で否定された気がして、

悲しい気持ちになってしまったのだと思います。

これまで何度か掃除機をかけていた時も

特に気にするそぶりもなかったのに、

なぜ急にそんなこと言われないといけないのだろう・・。

 

さらに彼は掃除機の音が大きすぎて怖いと。

音が不快だから別のやつを買わないか?と。

 

普段だったら、

「そっか。そんなに嫌なら別のやつに買い換えようか。」

って言えていたかもしれません。

掃除機の音が怖いのは彼の感覚なので、

それを否定することは意味がありません。

私の掃除機の性能云々ではなく、

そう感じるのであればそれが真実なので、

怖いのならば使用を控えたほうがいいと考えます。

 

しかしその時すでにイライラと悲しみがつのっていた私は、

そんな風には言えず、

さらに侮辱されたように感じて、

逆に完全に不機嫌スイッチが入ってしまったのです。

 

黙々と掃除機をかけ、

黙々と家事をこなし、

特に何を言うでもなかったですが、

不機嫌になってしまったのは伝わってしまいます。

私だって本当はもっと建設的に話したかったし、

彼にとって怖い音のでる掃除機を使い続けたいわけではありません。

不機嫌にもなりたくないし、

不機嫌なオーラで人をコントロールするのも嫌なのです。

 

彼はタイミングを見計らって

「嫌だった?」と聞いてきました。

嫌だったことを軽く伝えると

「ごめんね」と言ってきました。

 

 

 

だいたいいつも先に謝るのは彼の方。

 

 

 

私にも言葉で伝えずに不機嫌オーラを出してしまったことや、

彼の「怖い」という感覚を無視してしまったことなど、

悪いところがあったのに、

いつだって彼が先に謝ってくるのです。

そんな状況で自分からもちゃんと謝れない自分が不甲斐なくて

余計に複雑な気持ちになってきます。

 

本当はただ単純に「私もごめんね」って言えばいいだけの話。

変な意地をはったって余計に物事を拗れさせるだけ。

なのになぜかその一言が口から出せないのです。

 

 

 

結局うまく言葉にできないまま夜ご飯の時間に。

私が別のことをしているうちに、

彼がわたしの分も、夜ご飯を作ってくれていました。

 

謝っても私にうやむやにされて、

結果的には私の方が彼を嫌な気持ちにさせてしまったのに、

何も言わずにご飯を作ってくれた彼。

そんな彼の作ってくれたご飯を一緒に食べていたら、

意地をはっているのも馬鹿馬鹿しくなってきました。

 

 

「美味しかったよ」

 

「ありがとう」

 

 

 

「私もごめんね」

 

 

 

やっと、言えました。

冷戦が勃発してから約3時間後くらいの出来事。

ハグでちゃんと仲直り。

長く感じた3時間でしたが、

昔の私に比べたらまだ早かった方かもしれません。

そしていつもきっかけを作ってくれるのは彼の方。

敵わないですね・・・。

 

久々に険悪なムードになってしまいましたが、

こうやって少しずつ私も学んでいるのかもしれません。

とりあえず安くてパワーがあって静かな掃除機、

探さないとな〜!!!

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掃除機の音が怖い彼と掃除がしたいおさかなさん