穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

エヴァンゲリオンと私

ついに今日から

Amazon Primeで「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が配信開始。

公開時はコロナ真っ只中で映画館に行けなかった我々は、

この日を待っていました。

 

私が初めてエヴァンゲリオンに触れたのは、

大学生の頃でした。

当時一番仲の良かった大学の同期が、

エヴァンゲリオンヲタクで、

彼女に勧めらたのがきっかけ。

その子はエヴァに限らず、アニメ・ゲーム・アイドルなど、

幅広くヲタク気質だったのですが、

エヴァンゲリオンに対する熱量はひとしおでした。

 

当時仲の良かった数名で彼女の家に集まって、

夜通し解説付きでエヴァを見る会が催され、

強く衝撃を受けたのを今でも覚えています。

当時はまだ新劇場版も「序」までしか公開されておらず、

TVアニメ版と旧劇場版しかなかったのですが、

主人公であるシンジくんとアスカに感情移入しすぎて、

自分のこれまでの思考や状態を、

客観的に見せつけられているような気持ちになったのです。

 

人との距離の取り方がうまくいかず、

人間不信で、他責的で、逃げ腰だった私。

それでも誰かに認めてもらいたくて、

強気になって攻撃的になったりしていた私。

大学のダンスサークルの仲間内でも

メンタルが不安定で有名だったのですが、

エヴァンゲリオンを見たときに、

「あぁ・・・そうだったのか・・・。」と、

なぜか不安定な自分も許せるような気がしたのです。

 

エヴァンゲリオンがヒットしたのには、

様々な要素があるとは思いますが、

おそらく現代の日本には、

エヴァに登場する人物達にガッツリ感情移入をする

私と同じような人が沢山いたのでしょう。

そしてきっと庵野監督もその一人。

アニメの世界では14歳の子供たちとして描かれていますが、

決して他人事ではないのです。

 

TV版も、旧劇場版も、何もかもが説明不足。

新劇場版でそれがどう描かれるのか、

どういう結末を迎えるのか、

何年も待ちわびたファンも多かったことでしょう・・。

(私の友人は映画公開されて即見に行ってました笑)

詳しくはネタバレになるので書けませんが、

とにかく、見届けられて良かったなと。

正直、設定が難解過ぎて訳のわからない部分が大半ですが笑、

多様な形の「救済」があったように思えて、

わからないながらに、胸が熱くなってしまいました。

 

いやぁ・・・監督が死ぬ前に完結するのだろうかと

心配されていた新劇場版でしたが、無事完結したんですね。

感慨深いものがあります。

しかし一緒に見ていた彼は、

訳がわからな過ぎて途中で寝る始末・・笑

「もう一回「序」から見ようよ!」と言ったら、

「もうしばらくエヴァは見ない!!!」と断られたので、

一人で見返そうと思います・・・😅

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2等身エヴァ初号機とそれに夢中なおさかなさんとそれに嫉妬する彼