穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

受容と感謝の大学時代

昨日大学時代の友人やを思い出して、

いかに自分の大学時代が恵まれていたかを思いました。

 

私の行っていた大学はちょっと特殊で、

帰国生や留学生の受け入れが多く、9月入学の制度がありました。

私も高校まで海外にいた関係で9月入学生として大学に入り、

当時つるんでいた友達もみんな9月入学の帰国子女ばかり。

アメリカ、ヨーロッパ、南米、東南アジアなど、

本当にいろんな国から来てるのですが、

みんな本当に怖いもの知らずというか、

総じて我が強い・・・笑

 

そんな中で、もれなく我の強かった私は、

入学式で仲良くなった4人組で、

1年生の頃からストリートダンスサークルに所属していたのですが、

まぁーー・・・生意気だったなと。

今考えると本当に恥ずかしいくらい、生意気でした。

先輩・後輩とか関係ないと思っていましたし、

自分はそこらの先輩よりダンスが上手いと思っていたので、

やりたい放題やっていたと思います💦

 

ダンスのダメ出しを偉そうににしてみたり、

自分より下手な人がいいポジションをもらっていると、

あからさまにイライラしてみたり(幼稚)、

嫌いな男子に攻撃的になってみたり(幼稚)、

いつの間にか毒舌がトレードマークと化し、

かと思いきや、自分の発言に酷く自己嫌悪に陥って、

しばらく塞ぎ込んでみたり・・・と、

本当に絵に描いたような情緒不安定な人間でした😅

 

若気の至りとはいえ、我ながらなかなかです・・・

2年生の時になぜかサークルの幹部になってしまい、

その幹部(5人)がまた我の強い人間が集まっていて、

まとまりはないし、言い合いが絶えませんでした。

でもなんというか、諦めというか、受け入れというか、

このメンツだし、仕方ないよな。

みたいな空気感が常にあったんですよね。

大学自体が対話や多様性を重んじる校風だったのもあり、

意見が綺麗にまとまることが当たり前ではなくて、

ひとまずぶつけ合ってみんなで落とし所を見つけることに

意味があるという前提がありました。

 

一般的には面倒臭いキャラクターばかりの集団。

でもそんな中では、「おさかなさんは面倒臭いから避けよう・・」

ではなくて、「おさかなさんってほんと面倒くさいよね笑」と、

笑って受け止めてくれる人たちがいて、

それもみんなお互い様だよねっていう雰囲気だったのです。

最初のうちはなんで自分はこんなに面倒臭い人間なのかと、

自己嫌悪に苦しみ、落ち込んでいたのですが、

徐々に、あー人間ってそもそも面倒臭いのかもしれないな。

でもそれでも、面倒臭い中にも、

好きな部分があったり、尊重すべき部分があって、

だから別に面倒臭いから存在してはいけないとか、

そういうことじゃないんだなと、

実感することができたように思います。

 

その中でも特に重要な役割を担ってくれたのが、

昨日エヴァンゲリオンの話で登場した友人でした。

私がどんなことやらかしても、どんなに面倒臭い発言しても、

「おさかなさんらしいね。」

「そういうところ、ほんと面白いよね。」

と、受け止めてくれたのです。

彼女はわりとダークな世界観が好きだったりしたので、

私の不安定で闇深い感情に興味を持ってくれたのかもしれません笑

自分の中の嫌いな部分を、

プラスに捉え直すきっかけになったように思います。

 

大学時代に、私の人格はかなり変化しています。

それまで自己保身と自己嫌悪と承認欲求しかなかった私が、

自己受容と他者への感謝というものを学びました。

これは、本当に環境(人)に恵まれていたとしかいえません。

 

どんなに理論を勉強してもできなかった受容・感謝が、

実際に自分自身が誰かに受け入れてもらう経験をすることで、

自然とできるようになるのだから、すごいなぁと思います。

大学時代のあれこれはもうちょっと書きたくなって来たので、

また別の機会にでも書こうと思います。

きっとこの時代の経験がなければ、

誰かと一緒に暮らすなんてことはなかったんじゃないかな〜笑

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おさかなさんと大学時代の友人の知られざる過去を聞いて喜ぶ彼