穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

親孝行

先日、彼のお母さんから私の両親宛に手紙が届いた件については

すでにお話ししたのですが、

今度は私の両親がお返事を書いて、

それが彼のご両親のもとに届いたと連絡がありました!

anaodo.hateblo.jp

 

私は直接どんな内容が書いてあるかについて聞いていませんが、

彼は受け取ったご両親と話したらしく、

少しだけ内容を聞いたそうです。

 

そこには私たち家族の紹介や、

これからが楽しみですねという内容に加えて、

彼と一緒にいる時の私がとても優しい顔をしている

ということが書いてあったらしく、

なんだかジーンときてしまいました・・・😭

 

私は一人娘でわがまま放題やってきましたし、

両親には大きな反抗期こそないものの、

特段親孝行もすることなく、

子供として甘えたままここまできました。

衣食住も不自由ない生活をさせてもらって、

教育の場も選ばせてもらって、

いろんな場所に連れて行ってもらって、

人生の決断を信じて尊重してもらって、

たくさん感謝することはあるのに、

ありがとうやごめんねを素直に言えなかったり、

悩みもあまり打ち明けなかったので、

心配もかけてきたと思います。

 

そんな私を両親はいつも理解してくれていましたが、

偏屈で不器用な子だとは思われていたはず。

だからこそ、そんな私が誰かに心を許して、

楽しそうに一緒に生活をする姿も

イメージするのは難しかったことでしょう・・。

一緒にいて優しい気持ちでいられるパートナーと出会ったことで、

知らず知らず私の雰囲気もやわらかくなって、

それ自体が両親にとってうれしい変化だったのだなぁと

改めて実感したのです。

 

両親に彼を紹介する前、

どんな反応をされるか不安がなかったわけではありませんでした。

二人の関係性よりも、彼の病気のことや、休職中であることを

気にされたら悲しいなという気持ちがありました。

でもある日、両親が突然死んでしまう夢を見て、

その時、どうしてあの時、彼を紹介しておかなかったんだろう、

私は素敵な人と一緒に幸せに暮らしてるよって、

ちゃんと伝えておかなかったんだろうって

夢の中で猛烈に後悔をしたのです。

 

だからちゃんと紹介して、私の現状を知ってもらえて、

娘のそんな姿が見れて嬉しい、

応援したいと思ってもらえたことが、

何より嬉しかったですし、

やっとやっと、親孝行できるようになったなって思いました。

今週の金曜日には婚姻届を出しに行きます。

形式的には親の戸籍を抜けて、

彼と新しい戸籍をつくることになります。

大学で親と離れて暮らした時、

社会人になった時、

一人暮らしを始めた時、

独り立ちしたなって感じたことは過去にもありましたが、

結婚は行政的にも明確な「親離れ」です。

 

なんだかちょっと寂しい気もしますが、

実際は以前よりもずっと家族を身近に感じています。

自分のことをもっと素直に表現できるようになって、

以前は必要最低限だった家族との連絡も、

最近は(必要性もあって)頻繁に取り合うようになりました。

両親も私も、限りある命。

いつまでもいると思わず、

日々気持ちを伝えていこうと思います。

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彼との出会いで優しい気持ちをとりもどしたおさかなさん