それでも僕は料理をする
「あああ・・・・・っ」
ドドドンッ!!
普段、朝目覚めるのに何十分もかかる私ですが、
キッチンからのただならぬ声と音に、
0.5秒で布団から起き上がりました。
キッチンについてみるとフライパン片手に、
そぼろ餡掛けを浴びながら転がる彼😱
彼「あ・熱い・・・・・😨」
彼はパーキンソン病の影響で、
動揺したりすると体が硬直して転倒することがあります。
どうやら今日はフライパンに入っていたそぼろ餡掛けを
器に移そうとしたタイミングで、
自分が今朝薬を貼り替えていなかったことを思い出してしまい、
「あ・・・」と不安がよぎった途端に体が硬直して
そのままフライパン状のそぼろ餡掛けとともに
倒れ込んだらしいのです・・・・😇
さらに今回は中身が手にかかってしまったらしい;;
ひとまず手に持っているフライパンを安全な場所に移動させ、
手にかかった餡掛けを拭き取り、
手を冷やしてもらいながら、飛び散った餡掛けを片付けます。
彼「悲しい・・・・・。
今日は調子がよくて、美味しい朝ごはん作ろうと思って。
あと少しで完成だったのに・・・・😢」
そうだよねぇ。。
せっかくおいしいご飯を作ろうと思ってたのに、
最後の最後で大惨事になってしまったら、
私だったしばらく立ち直れないレベルに落ち込みます。
今回、餡掛けは確かにこぼれてしまったのですが、
幸いなことにほとんどの餡掛けはすでにお皿に入っていて、
最後の少しだけが犠牲になった模様!
気を取り直し、生き残った餡掛けを二人で分けて、
玉子にかけて美味しくいただきました😋
そしてお昼ご飯。
今度は豚肉と玉ねぎの炒め物にしようということで、
薬を貼り替えて、睡眠もとって、調子がよくなった彼は
めげずに料理を始めました。
いやー、私だったら朝事件が起きたら、
少なくともその日のうちは料理をしたくなくなりますが、
彼の立ち直りはすごいですね・・・!
ただ少し心配だった私は、
料理をしている彼の隣で洗い物をしたりしていました。
そして料理も終盤!無事に完成しそうというタイミング。
私が箸などを用意するためにリビングに向かい
キッチンを離れたその時です。
ドドドンガッシャーン!!!!💥
😱😱😱
またしても彼がキッチンでぶっ倒れているではありませんか😇
本日2度目、数時間前のデジャヴです・・・。
どうやら今回はフライパンを傾けているタイミングで、
「あー朝はこのタイミングで倒れたな・・」
と朝の記憶が頭をよぎった瞬間に体が硬直。
全く同じ事件が繰り返されることになったのです。
幸い今回もフライパンの中はほとんど空の状態。
中身も飛び散ることなく、
フライパンからも手を離していたので彼は無傷でした!
宙を舞ったフライパンが落ちた衝撃で少し歪んでいましたが、
フライパンは代わりが効きますので、
彼が無事でひとまずよかった・・・・。
彼「ああ・・・悲しいいぃ・・・・・・もうぅ・・
今日はもうキッチンには立たない・・・・!!!😩」
そ、そうだよね・・・・😅
1回でもショックなのに、1日に2度もなったら、
そりゃあねぇ・・・・・・・。
とにかく今回は被害も最小限でしたし、
料理も出来上がっていたので、
そのままお昼ご飯をいただきました。
今回も朝も少しの火傷とフライパンが歪むぐらいで済んでいますが、
もしかしたら今後、
取り返しのつかない大事故にもなりかねません。
それはなんとしてでも避けたい・・・。
そんなこんなで、なかなかスリリングな1日でしたが、
ついに夜ご飯の時間です。
今日はもうキッチンには立たない宣言をしていた彼。
キッチン立ってる〜〜〜〜笑
夜は簡単に済ませようとインスタントラーメンの予定でした。
お湯を沸かして茹でるくらいは私でもできるし、
やろうと思っていたのですが、
気付いたら私を差し置いてお湯を沸かし始めていた彼・・・笑
いやー・・・彼のメンタルすごいですね・・笑
どうやら彼は料理が好きみたいです。
彼がまだ一人暮らしをしていた時は、
包丁が怖くて使えず、ほとんど毎日コンビニ弁当でした。
それが同棲を始め、いつのまにか日常的に料理をするようになり、
気付けばかなり凝った料理まで作ってくれるようになりました。
そんな彼から「危ないから」という理由で
「料理をする喜び」を奪いたくない。
なので本気で二人で安心料理計画しようと思います!!
いつか私がお金持ちになったら、
彼でも安心して料理ができるキッチンのある家を建てたい!笑
その夢が実現するまでは、身近な工夫をしていこうと思います👍