穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

感情の先回り

 


おさかなさんに催促をされました。

がんばってかきます。

 

 

 

おさかなさんは繊細です。

たまに突然泣き出すことがあります。

 


おさかなさんは幸せを感じると、その幸せがなくなってしまう想像をして、悲しくなるみたいです。

 


おさかなさんはたまに未来を生きています。

感情を先回りして今ここにはないはずの悲しみを悲しんでいる時があります。

 


隣にいるぼくがいなくなることを想像して涙が止まらなくなります。

 

 

 

そんなとき、ぼくは言葉を探します。

どんな言葉がおさかなさんを安心させることができるのか、考えます。

 


考えますが答えはでません。

おさかなさんが想像する悲しい未来が

 


明日ではないと、ぼくは約束できません。

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おさかなさんには薄っぺらい言葉は通用しません。無責任なことはいえません。

 


おさかなさんの想像する悲しみを

想像することは

おさかなさんの心の穴を覗き込むみたいで

ドキドキします。

 

 

 

ぼくがおさかなさんの心を覗き込むのとおんなじように、おさかなさんも僕の中にある"変なところ"観察してわかろうとしてくれているみたい。

 


まだお互いにわからないことだらけ。

わからないことは不安だし

わかろうとすることはしんどいことかもしれない。

 


でも、ぼくはもっとおさかなさんをみていたいし、みていてほしいと、そう思うのでした。