穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

産婦人科という特殊?な空間

昨日も通院して改めて感じたのですが、

産婦人科ってなんか特殊だよなーって思うのです。

 

普通の病院だと、患者は大体みんな

なんらかの病気かその疑いのある人です。

辛いのは私だけじゃない・・みたいな

ある種の連帯感みたいなものを感じることもあります笑

 

一方産婦人科

赤ちゃんを産むために検診に通っていたり、

プレママ教室みたいなのをやっていたり、

出産に備えて通院している人たちがいる反面、

子供ができなくて不妊治療している人や、

女性特有の病気と戦っている人たちも同じ空間にいる。

 

妊婦さんも体の変化があって大変なのは知っていますし、

無事出産できるか不安もたくさんあると思います。

さらに全員が望んだ妊娠に向き合っているわけでもないかもしれません。

でも一部の方を除けば「病気」なわけではありません。

妊婦さん達と同じ空間に、

妊娠したくてしたくてしょうがないのにできない人や、

病気のせいで妊娠がかなわない人も通う必要があって、

なかなか複雑な環境だなぁ・・といつも思ってしまいます。

 

普通の病院にあるような、

妙な連帯感は産婦人科にはなくて、

妙な壁と疎外感みたいなものを感じてしまうのです。

 

不妊治療で通っている人とかは、

どんな気持ちで通っているんだろう。

私も病気で通っているので、

若干荒んだ気持ちになったり。

もし私が子供欲しくて欲しくてたまらないタイプの人だったら、

かなり辛いのではないかなと想像します。

 

私が先日行ったのも「〇〇マタニティクリニック」的な名前で、

え、あれ、そもそもマタニティでもなんでもない私、

お呼びでない・・?とか弱気になったり。

実際はそんなことなく、みんな親切に対応してくれるのですが、

産婦人科に行くたびにモヤモヤと考えてしまいます。

「産科」と「婦人科・不妊治療科」とか分けたりできないんだろうか?

分野が同じだと難しいのかしらね?

 

私は妊婦状態になったことがないので、

つわりの辛さとか、体の変化も経験したことがありません。

なので想像することしかできていないのですが、

決して妊婦さんはみんなハッピーでいいなー!!!

と思っているわけではありませんし、

産婦人科に来ている妊婦さん達には何の非もありません。

おそらくこれは、社会的に

「子供を産むのは女性の役割」とか

「子供を産んで一人前」とか

「出産はすばらしいこと」みたいな刷り込みが根強くあって、

それを無意識に内面化している自分の中で

私はそちらに入れていない、という疎外感なのだと思います。

 

誰しも必要だから通院していることは同じなのに、

そういうふうに感じてしまうのは悲しいなぁ。

ちょっぴりモヤモヤなのでした。

 

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産婦人科のあり方についてモヤモヤしているおさかなさん