穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

子供のいる生活?

今日は仲の良かった元同僚(引っ越してしまった)から、

赤子が生まれたよ〜と写真が送られてきました!

生まれたてなのに似ていて、遺伝子を感じました😳

先日も彼のお姉さんが出産して彼が晴れて「叔父さん」になったり笑、

大学時代の友人から、赤子の写真が送られてきたり、

すでに子供のいる友達からは、

大きくなった子供たちの写真が送られてきたりと、

周囲は出産&子育てラッシュです!

 

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最近彼と「子供」について話をしました。

私たちはまだ結婚もしていませんし、

子供を産む予定も今のところありません。

私は昔は子供が苦手だったのですが、

教員経験、幼児教室での指導経験を経て、

だいぶ苦手意識はなくなり、

むしろごまかしの効かない、

興味深い存在だと思うようになりました。

逆に彼は子供が好きらしく、

昔は保育士になりたいと思っていたこともあるそう。

 

ただ子供が好きなことと、

自分の子供を産み育てることは全くの別問題。

他人の子供はある意味無責任に可愛がれますが、

自分の子供となるとそうはいきません。

また、産んで終わりではなく、

その後独り立ちするまでずっと続いていくわけです。

さらに彼は自分の病気が遺伝してしまったら

どう接したらいいかわからないという不安もあるみたい。

「同じ病気だったら、絶対大変だし辛いから」

身を以て知っているからこその不安だと思います。

 

若年性パーキンソン病は遺伝性の可能性があると言われています。

ただ遺伝性であったとしても

必ず子供がパーキンソン病になるとは限りませんし、

そもそも遺伝だけで発症するわけでもない病気なので、

なんとも言えないのが正直なところ。

遺伝子診断とかを受けたら確率もわかるのかもしれませんが、

例えば彼が完全なる健康体だったとしても、

子供が病気や障害を持って生まれてくる確率はあります。

 

私はもし子供を産むとしたら、

病気や障害を持って生まれてくる可能性は念頭に入れています。

パーキンソン病などの主に身体に影響が現れる病気に限らず、

知能や発達、また聴覚や視覚の障害があることもありえます。

仕事で発達障害自閉症ADHD学習障害など)の

子供の療育に関わっていたので、

発達障害の子供たちには多く接してきていますし、

その親御さんとお話をすることも多かったので、

家族がどれほど悩んで生活しているかも聞いてきました。

 

正直、想像を絶する苦労をされているご家族もあります。

「育てやすい子」とか「育てにくい子」というのは

とても無神経で子供にも失礼な言葉だなとは思いますが、

障害や病気などのマイノリティ性により、

一般的な理論が通用しない、社会の理解が得辛いというこで、

子育ての難易度を爆上げし、

結果的に「育てにくい、辛い」と感じる親が多いのは必然だと思います。

(私もそこそこ子供の頃は育てにくい子だった自覚があり、

 親には苦労をかけたなぁと思っています汗)

でも「育てにくい」=「不幸」かといったら、

そんなことはないとも思うのです。

 

もちろん育てにくさや大変さが

「不幸」に直結してしまうケースもあると思いますが、

適切な支援や情報を得ることによって、

負担を軽減し、向き合うことができると思っています。

これは私が支援をする側だったからそう信じたい!

という気持ちが大きいかもしれませんが、

逆に言えば障害や病気やその他の困難があっても、

適切な支援や情報が必要な人に行き渡り、

幸せを感じながら暮らせる社会であって欲しい、

そしてそういう社会に少しでも近づけたいと

今も思っているからだと思います。

 

私は子供が絶対に欲しい!とは思っていません。

むしろ数年前までは、絶対に虐待をする自信があったので、

子供を持ってはいけないと感じていました。

でも今は子供を持つことが必ずしもマイナスで危険なことではないと

思うようになってきました。

それはきっと、

彼に存在を丸ごと尊重してもらえる経験を通して、

私は大事されるべき存在なんだと

少しずつ実感をできるようになってきたからだと思うのです。

私の中で1番のハードルになっていたのは、

「自分で自分を好きになれない、大事にできない」

ということだったように思います。

そんな人が、自分の子供を大事にできるわけがないと。

 

年齢的にもあと数年で高齢出産の域にはいります。

元々子宮にも持病があるのでどちらかといえば不妊体質です。

子供は欲しいとも思って作れるものでもない、授かりもの。

子供がいて幸せな家庭もあれば、子供がいて不幸な家庭もある。

子供がいなくても幸せな家庭もあるし、

子供がいなくて不幸な家庭もある。

今後私たちがどういう道を歩んでいくかはまだわかりませんが、

何よりその時その場で幸せを見つけ出せる自分でいたいですね。

そしてこういうことを真剣に考えられるようになったこと自体が、

ちょっと前の私とは随分変わったなと思い、

少しだけ嬉しくなったおさかなさんなのでありました。

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子供がいたらどんな生活になるかしら?