穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

褒めて褒めて〜!

「昨日頑張ったこと聞いてくれるぅ??」

 

 

晩御飯のハンバーグを食べながら、彼が誇らしげに話し始める。

 

 

仕事のやり方で上司に文句を言われたけど、それに対して策を講じて、

自分なりにまとめて上司にプレゼンする資料を作成したとのこと。

しかもその上司は彼の天敵なので、これは相当頑張ったのだろうと思う。

 

 

 

彼はとても褒めてもらいたがる。

言葉にして「褒めて褒めて〜」と言ってくることすらある。

頑張ったら認めてほしいし、その話を聞いてもらいたいと思うみたい。

 

 

まぁ、人間、そりゃ頑張ったら認めてほしいよな〜と思うし、

私の中にもそんな気持ちはもちろん存在している。

頑張っても誰も認めてくれなかったら寂しいし、

あわよくば気づいてほしいな〜と思うのも事実。

でも、

私は「褒めて褒めて〜」とは言わない笑

 

 

 

 

私は大人になるにつれて素直さを失ってきてしまったのだろうか?

やたら褒めてもらいたがるのは子供っぽくて嫌とか思ってるのか。

褒めて〜って言って褒めてもらえなかったらショックだから控えてるのもありそう。

スマートな大人なら、他人からの承認なんか求めずに、

自分の信じることをただ黙々と実行し続ければいいのだよ・・・

なーんて気取りたい自分もいるのでしょう。

 

 

 

でも思うのです。

褒めてほしい時に「褒めて褒めて〜」と言えるのは、

生きていく上で結構重要なスキルなんじゃないか?と。

本当は褒めてほしいのにそれが言えなくて、

「誰も自分を評価してくれない・・・」って

どんどん卑屈になるのは結構辛いですからね・・・・。

 

 

 

私たちは自分で自発的にやりたいと思うことは、

誰に認められなくても勝手にいくらでもやる。

でも人生、自分でやりたいことばかりじゃなかったりもする。

やりたいことでも困難に向き合わなければいけないこともある。

そして自分一人で乗り越えるにはあまりに険しいと感じる時が来る。

 

 

 

そんな時、誰かの力を借りられたら、

一人では乗り越えられなかったはずの困難を乗り越えられるかもしれない。

そして誰かのお墨付きがあるだけで、

ちょっぴりプラスで自分が誇らしく思えると思うのです。

 

 

「聞いて〜!」

「褒めて〜!」

「応援して〜!」

 

 

 

こうして主張することは、

誰かに自分を認めてもらうだけじゃなくて、

自分で自分を認めることにも繋がるし、

自分のパワーを最大化する上で、すごく重要なことなのでは!?

私はまだ下手くそなのでなかなか言えないんですけど、

実際彼に素直にこう言われると、

「おうおう!聞こうじゃないか〜〜!」

「それはすごい!頑張ったねーー!」

とこちらも嬉しい気持ちになる不思議。

そして私も今度は言ってみようかなと思うようにもなったりして。

 

 

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ほめれ!(彼作)

 

 

でもでも、これって、やっぱり関係性が大事なんだろうなとも思います。

信頼関係のない相手に下手に主張したら、痛い目を見る。

「褒めて褒めて〜!」って言って

「え?そのくらいやって当然でしょ。」なんて言われた日には

しばらく立ち直れないですからね!!!!涙

 

 

 

となると、上手に「褒めて〜!」をするには

 ①自分の欲求(褒めてほしい)を正しく認識する

 ②自分の欲求を伝えられる信頼できる相手を見つける

 ③自分の欲求を相手に伝わる方法・タイミングで伝える

の3要素が必要なんじゃないかと推測しています。

 

 

私は①で躓いているのでスタートラインに立つまでが難しいのですが、

一度認識さえしてしまえば、②については彼がいるし、③は最近練習中。

どんなに信頼できる相手であっても、

時と場合によってはうまく伝わらなくて玉砕しますからね。

 

 

これからも彼が「聞いて聞いて〜!」「褒めて褒めて〜!」

と言ってきてくれるような人でいたいなぁと思いつつ、

私も少しずつ挑戦していきたいなと思っています。

それでもっと自分のことが好きになれたり、

もっとパワーを発揮できるんだったら儲けもん!

このブログも突き詰めていくと、「聞いて聞いて〜!」の極みなのでしょう。

(昔あったのかすらわからない)素直さを取り戻したい!!!

そんなおさかなさんでした。