穴があったら踊りたい

おさかなさんと彼の平凡で特別な日々です。そんな日々をドキュメンタリー映像にしようと目論んでいます。

足掻こう

昨日の投稿は彼が書きたいことを喋って、

私が打ち込むスタイルで投稿した。

どうにも薬が効かずタイピングできそうにないと言うことで

共同作業になった。

 

 

結果、自分がした意地悪について、

自分で打ち込んで投稿するという謎の状況になった。笑 

 

anaodo.hateblo.jp

 

 

 当時自分にも意地悪をしている自覚はあったんだけど、

どこか甘えていた。

このくらいなら笑って許してくれると思っていた。

だから実際は結構本気で悩んでいたこと知って、

記事を書きながら猛烈に反省した。

自分の意地の悪さに自分で悲しくなった。

その日はなるべく優しく優しく、した。

 

 

 

 

昨日の夜も彼はとてもしんどそうだった。

夜中に何度も目覚めて(これはいつものことだけど)、

身体を圧迫してみたり、

ハグしてみたり、

足を固定してみたり、

足をゆすってみたり

薬を張り替えてみたり、

いろいろと試行錯誤した。

 

 

 

調子が悪い時、彼は余裕がなくなって、

少し言葉がキツくなったりする。

昨日もなんで薬が効かないんだろうという話題で、

 

「薬の量が足りていないのかな」

 

と言う彼に対して、

 

薬の量を少しずつ増やしても効果がないから、

 

「(脳が)薬を受け取れてないのかな」

 

と言ったら

 

「知らないよ・・!」

 

と彼は少し苛立ちながら言った。

 

 

 

そして彼の語気の強さに狼狽えている私に気づいた彼は

直後に「ごめん」とも言った。

 

 

 

 

私たちはお互いにわかっている。

自分の調子が悪いことを言い訳に、

相手を傷つけていいはずがないと。

 

 

でもどちらかの調子が悪い時、

やはりどうしても余裕がなくなって、

言葉が強くなってしまうことがある。

そして、二人とも調子が悪い時は、

それがどんどんエスカレートして、

相手を大事にできなくなってしまうこともある。

 

 

 

そんな時にちゃんと

「ごめんなさい」が言えること。

 

 

 

きっとそれは全然簡単なことじゃない。

自分が調子悪い時ほど、

悪いことは全て相手のせいにしたくなるものだ。

 

 

 

正直、今後もこういうことが何度も何度も、

何度も何度も何度も起きると思う。

正直、彼のしんどそうな姿を見ているのは

心が苦しくなる。

そしてそれを彼も知っているから、

自分のためにも、私のためにも、

いつも戯けて見せているんだろう。

 

 

 

 

昨日の夜、彼は

「大丈夫、、、じゃないかも」

と言った。

 

 

 

 

いつも大丈夫じゃない時も大丈夫と言っている彼が、

大丈夫じゃないと言葉にした。

 

 

 

こういう時こそ、記録しよう。

しんどいをただのしんどいにしてたまるか。

しんどさは、共有したら、重さが減るんだ。

しんどさは、アウトプットしたら少し耐えうるものに変わる。

 

 

なんで彼がこんなしんどい思いしなきゃいけないんだろうって

心のどこかで思っちゃうけどさ

もうしんどいんだから、せめてしんどいって言わせてよね。

しんどいけど、それでも生きてるんだぞって

言わせてよね。

すごいかっこいんだから。

自分がしんどい時に、

他人の心配してる、

そんな人だよ。

 

 

自分がしんどい時でも、

相手を傷つけたらごめんなさいができる、

そんな人だよ。

 

 

知って欲しい。

世界には何通りものしんどさがあって

私にも彼にもあの子にもあなたにも

それぞれ人にはわからない苦しみがあって

それは天秤にかけられるものではなくて

一つ一つがリアリティを持った感覚で、

でもそれは人によってサイズが違って、

そのサイズは全て主観で決まっていて、

誰にも外から客観的に評価することなんてできないんだ。

でもここにあるしんどさを、ただそのままに記録しよう。

私の主観を通した、彼の主観を通した

しんどさを記録し、共有することで

少しでも足掻こう。

今日も生きたぞ!!!!!って。

 

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だいじょばない(大丈夫じゃない)彼と狼狽えるおさかなさん